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「ママすき」まさに、その気持ちが
人格の基礎をつくります。

産まれたばかりの子どもは、動物です。その”ヒト“という動物を、親は20年かけて”人間“に育てていきます。その過程では、早寝や早起き、朝ごはんをきちんと食べることも確かに大事になるでしょう。
しかし、その根本がきちんと育っていなければ、”人間“を育てることはできないと思います。その中心となるのが、まさに「ママすき」という感情です。
心の成長に欠かせないのは、母親の絶対的な愛情。
成人するまでの心の成長を三段階にわけると、3歳頃までが第一期となります。母親や周りとの関わりをとおして、その頃までに「心の基本」が出来上がっていくわけですが、その成長に最も大切なのが「絶対的な愛情」つまりは親の愛情ということです。 最近では共働きも多く、「子どもとの時間がとれない」という人もいますが、愛情は時間の長さではありません。短時間でもしっかりと愛情を注ぐことができるように、工夫すればいいんです。
 子どもが産まれるとお母さんは優しく話しかけます。すると子どもが何らかの反応を示します。泣くこともあるでしょうし、笑うこともあるでしょう。その反応に対して、またお母さんは優しく応えます。そのゆったりとしたお互いのやり取りから、子どもは自然と「お母さんはいい人だ」=「人間はいい人だ」というメッセージを学び取ります。それがとても大事なことで、その感情が人格のコア(核心)を形成していくことになります。
 この時期にはべったりと甘えさせてください。「ママすき」という気持ちをしっかりと育ててあげてください。その感情が十分に入っていると、壁にぶつかった時にも子どもはふらつきませんから。しかし、溺愛はいけません。赤ちゃんを自分の慰めとしていることはありませんか。「この子を人間に育てなければならない」という責任感を基盤とした「べったり愛情」が大切です。



基本的な生活習慣はまず、大人が手本を。
 心の成長の第二期は、4歳から10歳頃まで。この時期は感じる心を育てる時期でもあり、躾(しつけ)の時期でもあります。「頑張ることはよいことだ」ということを身につけさせること。そして、人に迷惑をかけたり、人を傷つけるようなことがあったら、冷静に威厳をもって躾をしてください。人間として「善いこと」と「悪いこと」のけじめをはっきりとしつけるには、この時期しかありません。自我に目覚める第三期(11歳頃から20歳頃)では、物事の善し悪しを頭では理解できても人格には取り込めず、表面的にはわかっているようでも、心の奥底では理解できないままになってしまいます。
 また、この第2期は好奇心が芽生え、マネをしたくなる時期です。基本的な生活習慣も、この時期に親がちゃんと手本を見せれば子どもはマネをしてくれます。人間には、一度したら、次にも同じ事をしたくなるという習性があります。一度早起きをすれば、子どもはまた早起きをしたくなるはずです。そこで大人が手本を示してあげれば、子どもは確実に生活習慣がついていきます。幼稚園に行くから早く起きるという理由があるからではなく、幼稚園に行こうが行くまいが早く寝て早く起きる。それが生活習慣と言うことでしょう。それを親の都合で変えてしまうから、規則正しい生活習慣がつかないのだと思います。まず「親が本気になる」ということが大事です。

ヒトから人間への心の成長


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